名前:中谷正樹(Masaki Nakatani)
連絡先:winenomikata@gmail.com
ワイン専門店勤務。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
Youtubeチャンネル「ワインノミカタ」ならびに当サイトは勤務先とは全く関係無く、個人的に運営しています。
元ブレイクダンサー(超若い頃)。元紙飛行機競技者。元ベンチプレス競技者。
元学習塾経営者。
ここから先はお暇な方だけどうぞ(^^;
【ワインの嗜好変遷について】
=お子ちゃま時代(20代前半~中盤)=
多くのワイン好きの方とは少々違っていて、20代前半の頃はワインが嫌いでした。飲めない。美味しくない。白ワインは酸っぱいだけで一体何が美味しいのだろう?赤ワインは渋いだけで、一体どこが美味しいのだろう?人がワインをくれるとか、友人がワインの輸入会社に就職して、ワインが安く買えるけど要る?と聞かれても、
「ワイン嫌いだから要らない。」
と返すばかり。
しかし、20代前半の頃に長野県の菅平ホテルで住み込みのアルバイトをしていた時、「信濃ワイン」をサービスしていてワインをグラスに注ぐ時に香るフルーティーなワインの香り(恐らくナイヤガラ?)がたまらなく好きでうっとり。でも飲んでも美味しさがわからない。ちょっと憧れるけど、美味しさがわからない。
その後、ドイツの「ピースポーター」「ブルクレイヤー・シュロスカペレ(ピーロート)」と出会い、ぶどうジュースのような、ほんのり甘くフルーティーなワインは大好きになる。
が、依然、辛口ワインは飲めない。飲みたくない。依然、お子ちゃまな舌のまま。
=修業時代(20代後半)=
世の中のワイン好きの人がみんな自分と同じように、酸っぱいだけ、渋いだけだと感じていたら、高級ワインを買う事などしないだろう。世の中のワインは淘汰されるはず。しかし現実は何千円、何万円もする高級ワインを求める人がいる。
⇒ワインは本当は美味しいもののはずだ。自分はその美味しさがわからないだけなんだろう。ならば知りたい。ワインの美味しさを理解できるようになりたい。
そう思ってからは、美味しいとは思えないワインをひたすら飲んで味わう修行が始まる。3000円出してワインを買って、美味しいとは思えないものを飲んで、「あー、渋い」。4000円出してワインを買って「一体どこが美味しいのだろう?」と思いながら、苦行僧のように、美味しくないなーと思いながらワインを味わう日々。
=開眼時代(30代以降)=
そのうち、口が徐々に慣れていった事と、これなら抵抗なく飲める!と思えるワインと出会う。日ごとにタンニンが気にならなくなる。ようやくお子ちゃま脱出!すると、渋味の奥にあって見えにくかった味わいを感じ取れるようになり、連日いろいろなワインを飲み、飲むワイン全ての写真を撮り(フィルムカメラ時代なので、いちいち写真屋さんにて現像、プリントしてもらう)、テイスティングチャートを記録しまくる。この頃に徹底的にやった事が後に役立つ。ワイン関連書を読み漁った時代。
その後、紆余曲折ありながら、今に至る。